『有料老人ホームの看護師』は責任感とやる気がグングンUP!病院に馴染めない人こそやってみるべし

みなさんこんにちは、「理想の仕事みつけよう!」編集長の向井です。この記事では、有料老人ホームで働く看護師のココがイイ!をご紹介します。

認知症の老人を穏やかにする会話方法が得意なミドリさん(39歳)にインタビューをし、有料老人ホームの看護師として働く魅力と、応募する前にしっておきたい2つのポイントご紹介いただきました!
それではミドリさん、よろしくお願いします!


はじめまして、ミドリです。私は29歳の時から有料老人ホームの看護師として働いています。

有料老人ホームは豪華な高級施設から安く庶民的な施設までいろいろあります。私が勤めているところは、どちらかと言えばリッチなほう。初期にかかる契約料はおよそ1500万円です。
この記事では、有料老人ホームで働く看護師の魅力と、応募前に知っておきたいポイントをまとめました。

<私の働き方>
時給:月収手取り約30万円
勤務時間:週5日、1日8時間(夜勤なし。夜間は交代の電話当番のみ)
必要な資格:看護師(ケアマネがあればbetter)
勤務形態:正職員
仕事内容の大変さ:どちらかと言えば楽なほう

職場のスタッフ層

まず、私が勤めていた職場のスタッフ層についてご紹介します。
もっとも多かったところが■の部分です。

入所者数は40人程度の施設で看護師は私を含めて2人、あとは介護士さんだけという環境です。同僚の看護師も私と同年代。介護スタッフは、20代の若い子から60歳を過ぎた人まで幅広く働いています。

項目 もっとも多い層
経験年数 □6ヶ月未満 □6ヶ月以上1年未満 □1年以上3年未満
■3年以上6年未満 □6年以上 □なんとも言えない
男女比 □女性のみ □圧倒的に女性 ■どちらかというと女性
□男女比は同じくらい □どちらかというと男性 □圧倒的に男性が多い □男性のみ
年齢層 □22歳以下 □23〜29歳 ■30〜34歳 □35〜40歳 □40歳以上
家庭環境 □未婚の学生 □未婚の社会人 □既婚(子供なし)
■既婚(子供あり)□離婚後(子供なし) □離婚後(子供あり)
□なんとも言えない
一緒に働くスタッフ人数(1日平均) □1人(自分だけ) □2〜5人 □6〜10人 ■11人〜20人 □21人以上
就職の難易度  □超簡単♪ヒトであれば誰でも大丈夫 □どちらかと言えば簡単な方 ■普通 □どちらかと言えば難しい(努力が必要) □超難関。相当な努力をしないと就けない

有料老人ホームの看護師の魅力とは?

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勉強嫌いのダメ看護師だった私が、医学的知識をもっと身につけようと気持ちが変わった

有料老人ホームの看護師の魅力として、私はまず、医学的知識をもっと身につけようと思えるようになった点をあげたいと思います。

私は看護学校を卒業してから4年間ほど病棟勤務をしていましたが、実は看護学校時代から看護師の仕事が好きではなく、勉強もほとんどしませんでした。

それは看護師として働き出してからも同じで、たとえば、患者さんに配る薬の作用も調べず、ただ医師の処方通りに時間になったら配薬するだけっていうこともありました。
「これ、なんの薬ですか?」とつい口が滑って、先輩に「薬の作用も分からないまま仕事してるの?!ちゃんと調べなさい」と注意されてしまうくらい、超低レベル。

そんな私が、有料老人ホームで働き出したら、看護師が自分を合わせて2人しかいない環境になってしまったんです。

看護師が医師の判断を必要としているように、介護士は看護師の判断を必要としています。

だから勉強しないわけにはいきませんでした。

薬の名前や作用、起こりやすい副作用、聴診器を使っての呼吸音の聴き方など、一から勉強し始めました。

2週間に一回、訪問診察をしてくれる医師はいましたが、いつでも頼れるわけじゃありません。頼りになるのは、もう一人の同僚看護師と、自分のスキルだけ。

そんな環境に置かれると大変なように思われる人もいるかもしれませんが、私の場合は、逆にやる気が湧いてきました。

今まで嫌いだった看護師の仕事を、初めて楽しいと思えたのは、有料老人ホームがきっかけでした。

有料老人ホームの看護師は、体力的にキツくない。のんびりと時間が流れていく。

私が病棟で勤務していた頃は、脳外科病棟で半身麻痺の患者さんが多かったこともあり、おむつ交換や排泄介助、清拭や入浴介助など、仕事の半分以上が体力仕事でした。

運動が苦手な私にとって、体力仕事は苦痛でしかありません。もう、毎日がストレスでいっぱいでした。

一方で、有料老人ホームでは、そういった体力仕事は介護士さんが全部やってくれます。
看護師は、特別な処置や観察が必要な入所者さんのケアに加わるだけ。
あとは配薬や健康状態の管理、診察への同行が主な仕事ですから、体力仕事はほとんどありません。

病院のように、オペ出しや検査の送り迎え、点滴や注射などで時間に追われることもなく、ほとんど毎日、のんびりと時間が過ぎていきます。

バタバタ仕事をするよりゆっくりやりたい私にとって、有料老人ホームは最高です。

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応募前に知っておきたいポイントとは?

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医師がいない環境だから、看護師が責任を持って判断する必要がある

有料老人ホームでは、ほとんどの施設で医師は常駐しておらず、月に数回の往診があるだけです。

だから、施設の中で医学的な知識を持っているのは、看護師だけ。
私の場合もそうですが、入所者が40人程度の施設では、看護師2〜3人が交代で勤務しているので、他の看護師が休みになる時は、看護師が一人しかいない日もあったりします。

そんな時に、入所者さんの体調が悪くなると、自分でなんとかするしかありません。

体調が悪くなった入所者さんの状態を確認して、とりあえず医師に電話するのか、すぐに病院へ行った方がいいのか、受診は明日でいいのか、それとも今日中に行くのか、救急車を呼ぶのか、施設の車で連れて行くのかなど、すべて看護師が判断しなければなりません。

私はそれを、とてもやりがいのある仕事だと思いますが、中にはそのプレッシャーに耐えられない看護師さんもいます。

この仕事に就く前に、あなたがそういう環境をどのように思うか、考えておいた方がいいと思います。

介護スタッフと仲良くしようと思えるか?

私がこの仕事に就く前「老人ホームでは、介護士スタッフと看護師の人間関係のトラブルが多いらしいよ〜」と、看護師の友人にかなり脅されました。笑

介護士は看護師がいうことに反発する、看護師は介護士にキツイことを言う。というのです。

でも実際に働いてみると、それは、看護師サイドが介護士さんとどのように付き合っていきたいかという「気持ち」的な部分の影響が大きいように思います。

看護師が介護士スタッフを見下したり、強く指示するような口調で言ったり、思いやりの心がなかったりするから、介護士さんたちも反発するんじゃないかなって思うんです。

有料老人ホームでは、看護師より圧倒的に介護士さんの人数の方が多いわけですし、入所者さんの生活をメインで支えているのは介護士さんです。
私たち看護師は、健康や医療面でちょっと支えているだけ。

そう思うと、介護士さんを見下す気も起こりませんし、協力し合って入所者のお年寄りたちを支えていこうって思えます。
有料老人ホームで働くなら、そういう気持ちが大事ですね。

穏やかで、介護スタッフと仲良くできる人に向いている

有料老人ホームでは、身体面と精神面(認知症など)の状態により、介護なんかいらずに生活が自立している人、施設内は自立しているけれど外出にはケアがいる人、生活のほとんどでケアを必要としている要介護度が高い人など、様々な人が入所しています。

私たちスタッフは、入所者それぞれのレベルに合ったケアをバランス良く提供するように努力しているわけですが、どうしても要介護度が高い入所者に手と時間が取られ、自立している人たちへのケアがおろそかになってしまうことがあります。

私もそんな状態をよくわかっているので、常々チャンスを見計らって、時間が空けば自立している入所者さんたちに喜んでもらえることを実行するようにしています。

“施設内は自立しているけれど外出にはケアが必要”な人たちを中心に、散歩や買い物など、施設の外に連れ出すのです。

それは、時間で決められたルーチンの仕事が少ない看護師だからこそできること。
介護スタッフは、食事、排泄、入浴など、時間で決められている仕事で手一杯ですから、そんな自由がきくのは看護師の特権です。

春には桜や花壇の花々をみて、夏にはスーパーマーケットで涼み、秋には紅葉をみて、冬には庭で雪を触る。

たったそれだけのことなのに、一人で外出できない入所者さんはとても喜んでくださいます。
「きれいね〜。こんな景色が見られてよかった!ありがとう。」と満面の笑顔で言われると、この仕事を選んでよかった!と、心から感じます。

この仕事は、穏やかな性格で介護スタッフとも仲良くやれる看護師さんであれば、年齢に関係なくやれます。特に、病棟勤務に馴染めない看護師さんにオススメです。

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